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荻上直子,トゥオモ・ヴィルタネン,群ようこ
バップ
¥ 3,928
(2006-09-27)
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あ、シナモンロール食べなきゃ
そういう意味でも映画館より家で見るに適した映画という感じがしました
ぼーっと画面を注視するのもいいけれど
何かを食べながらとか
雨の音を聞きながらとか
そういう余裕がある映画だと思いました
あと色が素敵
でも根底にあるテーマは”孤独”なんだろうな
女性が40を過ぎて結婚せずに生きるということ
どんなに仕事が楽しくても、どんなにプライベートが充実してても
やはり一時は不安や寂しさを感じるものだと思う
それは女性という性がとっておきの子孫を残すという本能に縛られているせいかもしれないけど
だからこそ、サチエとマサコは「足枷」がなくなるとともに
孤独から逃れるためにフィンランドに来たんじゃないかな
ミドリの契機は描かれてなかったけど
きっと同じく足枷が日本になくなったのだろう
そして孤独な3人は寄り添い
まだ何か欠けていると感じながらも
充足感を得、日々の幸せを細々と積み上げていく
だからネガティブなエピソードはないのに
どこか寂しく切なく感じる映画となっている
女性の監督ならではですね
この寂しさは日曜夜の11時と似たようなものがあるな