TASTE OF THE BLACK

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 2010年7月の読書メーター
読んだ本の数:16冊
読んだページ数:4721ページ
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 ゲリラ豪雨初体験の中読んでしまいました。
空を切り裂く雷鳴と叩きつける雨音の中、
筆者の淡々とした文章を読んでいると、
ふと背筋がぞくり。

先祖代々伝わる巻物をこっそりと読んだような、
湖の奥底にたたえられた深水に触れたような
そんな気分でした。

あれが丹生の都というものか。

澄んだ草壁の視点も良いけれど
最後の鸕野讃良皇女視点での語りが
この物語の深さを増しているなぁ思います。

梨木さん後書きで殺したんでしょうねと
さらっと書いていましたが
愛憎の入り混じった母の心情を読み解くには
まだまだ私自身の経験が足りないなと感じました。
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有川 浩
メディアワークス
¥ 1,680
(2004-10-30)

 空に未知なる巨大生物が浮いている、
という使い古されてしまってネタにしか感じられない様な物語の起こり。
しかしその事象を凄くリアルに真剣に描いて、
全くネタ臭く感じない作品に仕上げる作者の力量といったら!

正直言ってクジラの彼で舐めてました。
また一人凄い作家さんに出会えて幸せです。

世界観の奥行深さに脱帽。

巻末の作者紹介で主婦をなさっていることを初めて知りました。
主婦業の傍らこの世界観を築けるとは、
ただただ驚くばかりです。

クジラの彼読み返したくなりました。
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 読み終わって最初に思ったことは、
榎木津が戦地から戻ってきて、神崎さんに会いに行っていれば
もしかしたら最初から起こらなかった事件かもしれないということ。
でも榎木津もそれが分かっているから、
そして神崎さんに好意を持ち続けていたから、
慣れない行動をして、最後のあの言葉だったんだろうな、と。

榎木津がどうして会いに行かなかったのか、
そこを察するにはあまりにも榎木津に関する情報が少なくて、
上手く想像できない。神崎さんと仲睦まじくしている榎木津も見てみたかったな。

京極先生の評論家についての一家言は、
キャラクターの口を使って言っちゃうのはちょっとずるいなと思った。
正論だし、あれで侮辱された!と思っちゃう評論家さんは痛いけど
地位のある小説家なのだから
でーんと構えているか、自分の名義で言った方がカッコいいなと思った。

まぁ中禅寺秋彦というキャラクターは完全に京極先生の自己投影だろうし
そう考えたら全然不自然なことじゃないんだろうな。

それにしても青木は何という愛されキャラ!そして出来た子!
今回は榎木津、中禅寺、木場という三大巨頭の出番が少なかった分
青木とか益山にスポットが当たってたのが新鮮だった。
(なんかごめん関口先生;)

でももう妖怪シリーズは情報が膨大すぎて
キャラクターが把握できない!
大鷹も最初誰だっけ?って感じだったし。

ちゃんとシリーズで読み返さなきゃなぁ。

帝銀事件はこれを読むまで知らなかったけど
wikiって見たら何だか凄くミステリー好きな私として刺激された。
深く調べてみたいな。
その帝銀事件で逮捕されたのも画家だったけれど、
それに合わせての西田先生?
西田先生は本当になんか…可哀想なキャラクターだった。

あやめちゃんと大仁田君はまた出てきそうな感じ満々。
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6月の読書メーター
読んだ本の数:33冊
読んだページ数:6428ページ
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森見 登美彦
新潮社
¥ 1,470
(2006-10-28)

 きつねというよりみんな龍に憑かれていたのでは。
最後の水神で締めている辺り、
水神が琵琶湖に帰りたいがために色々取り図ったのかなと思った。

怪談というものは人の口を次々に渡り、
曖昧で結末もはっきりしないものが多い。
そういう意味でこの小説は、読者の想像を掻き立て怪談らしい怪談なのだが、
小説だとどうしても作家がその作品の神な訳で、
全てのことを創造できるのに、
あとは読者にお任せってされると、
何だか出し惜しみされた様な気がしてしまう。
文章も題材も興味深かったけれど、その出し惜しみされた感じが少し残念。
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 内容を知らずに手にとって、読み進めていく内に、
今でも愛してやまない「りかさん」「からくりからくさ」の続編だと分かった時は、
久しぶりに運命的なものを感じました笑。

多分どちらもミケルだったんだよね?
成長した彼女に何があったのかが分からなかったけれど、
いつかその話にも巡り合えるのだろうか。
小母さんて誰のことだろう。
最後に懐かしい4人の名前が出てきた時は、本当に嬉しかった!
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有川 浩
角川書店
¥ 1,470
(2007-02)

 有川浩さん初体験。
ずっと男性だと思ってた。

文章はお若いからか、こういうお話だからなのか
正直そこまで上手くない。
句読点の使い方なのかな?
時々ん?って思うところがあって、読み返した。
もしかしたらそこが強調したいところで、
わざと読み返すようにしむけているのかもしれないけれど
ん?って思った瞬間に小説の世界から引き出されてしまう気がした。

内容については、
このテーマを扱うには根気強い取材があったのだろうということは想像に易いし、
何よりも”自衛隊員”を使って”純愛”を書くという着眼点が凄いと思った。
”純愛”には障害が不可欠であるからだ。
携帯がない、時間がない、自由がない。
この様な環境だからこそ、愛は障害を以って盛り上がる。
考えてみれば自衛隊なんて純愛を書くにはうってつけの環境な訳で
それに気付いた着眼点が凄いと思った。

にしてもこの本に出てくる男性は凄く優しくて、女性として何だか申し訳なくなってしまいます。
女はわがままで面倒くさくてごめんね。
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森見 登美彦
角川グループパブリッシング
¥ 580
(2008-12-25)

 太陽の塔、大日本凡人会、今作と読んで思ったこと。

ベースはいつも「モテなくて悶々としている男」と
「自分の世界を持ち、それを貫く女」だと思う。
メイン2人は同じなのに、マンネリ化しないのは、
彼らを取り巻く人々や起こる事件が多彩なためだろう。

この本もめくりめく事件が次々と起こり、
読む方の首を傾げさせたり、ニヤつかせたり、時には涙を滲ませたりと
全く飽きずに読むことができた。
結末は二人の始まりで終わってしまったけれど、
彼らの今後を想像するのもまた楽しみ方の一つではないだろうか。

古本市、楽しそうだ。行ってみたい。
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 イソップ物語が現代のお話だったら、教訓は全く違ったものになってしまう。
科学が発展した故の弊害なのか、少し悲しいものを感じた。
本編もさることながら、新井素子の解説も面白かった。
wikiによれば旧知の仲ということで、
やっぱり人格を知っていると作品の見方も変わったものになると感じた。
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